歴史の勉強が得意になる3つの方法!これで本当に苦手克服できます。
歴史の勉強って「得意・好き」という人と「苦手・嫌い」という人が結構極端に分かれます。
もちろん全部の教科が好きで得意な方がいいに決まっています。
でもそんな簡単にはいきませんよね。
- 歴史が苦手な人
- 歴史を得意になりたい人
- 歴史の勉強の仕方を知りたい人
- お子さんが1~3に当てはまるお父さんやお母さん
何で歴史なんか勉強するの?過去のことなんかどうだっていいじゃん!
そう思っている人いますよね。
小学校6年生の時は歴史面白かったのに中学校や高校で嫌いになった。
という人も結構いるのでは?
そんな人たちも、この記事を読んで、是非「歴史を得意」にしてもらいたいと思います。
本当に歴史が得意になんかなれるのかブー!?
信じられんようじゃのブタオくん。大丈夫じゃよ。このあと出てくる3つの方法でブタオ君も歴史が得意になれるぞい!
歴史の勉強が苦手になる理由は?
歴史の勉強が苦手っていう人の理由を聞くと「覚えるのが苦手」「暗記が面倒くさい」「人物や出来事がごちゃごちゃになる」などが多いと思います。
確かに、人物やできごと、地名や法律など覚えることはたくさんあります。
これを機械的に一つひとつ覚えるとなるとかなり大変な気がします。
例えばこんな文章があります。
聖徳太子は593年に推古天皇の摂政となり、603年に冠位十二階の制度を始めて能力に応じて役人を登用した。また、604年には十七条の憲法を制定し役人の心得を示した。607年には法隆寺を建立し、小野妹子らを遣隋使として隋に派遣した。
たった120文字程度の文章ですが「聖徳太子」「推古天皇」「摂政」「冠位十二階」など覚える語句はとても多く、嫌になってくるのもわかります。
特に、すでに歴史が苦手と思っている人からすれば、逃げ出したくなるくらい嫌な文章かもしれません。
でもそれは当たり前のことなんです。人間は意味のない言葉や興味のない言葉の羅列は覚えられないんです。
この「興味のない(好きでもない)言葉を暗記しなければいけない」ということが歴史を苦手にしてしまう理由なんですね。
歴史の勉強が得意になるにはどうすればいいの?
前述したように「興味のない(好きでもない)言葉を暗記しなければいけない」ということが歴史を苦手にしてしまうわけなんですが、逆に言えば「暗記ができれば歴史は得意になれる」ということなんです。
最近は「歴史は暗記教科ではない」と言われ、考える問題や資料やグラフから読みとる問題が増えました。
でも、やっぱり根本は暗記なんです。
例えばこんな問題(中学生用)があります。
枠線ブロック
1905年に日比谷焼き討ち事件が起きた理由を、資料Ⅰと資料Ⅱを参考にして簡単に答えなさい。
※資料Ⅰは日露戦争の犠牲者数と戦費のグラフ、資料Ⅱにはポーツマス条約の内容が書かれている。
この問題の解答はこんな感じになると思います。
負担が大きい中、日露戦争に勝利したにもかかわらず、ポーツマス条約で賠償金を得られなかったから。
結局「日露戦争」「ポーツマス条約」などの語句や「日露戦争で日本が勝利したこと」や「賠償金が得られなかったこと」を覚えておかないと答えられないんです。つまりは暗記が必要なんです。
では、どうやって暗記すればいいのか。
友達の名前や、好きなアイドルグループのメンバーの名前、アニメやゲームのキャラクター名などは相当な数を覚えていますよね?
覚える時間や手段は人によって違いますが、意味がある言葉や興味がある言葉はみんな覚えられるんです。みんな記憶力があるんです。
ここで大事なのはどうやったら覚える気になれるかです。
簡単です。興味を持てばいいんです。「歴史おもしろいかも?」となればいいんです。
それができないから困ってるんじゃないか!!
まあまあ落ち着くんじゃブタオくん。今から3つの方法を教えるから、それを実践してみるんじゃ。ただ魔法ではないからの、努力も必要じゃぞ!
歴史の勉強が得意になる方法は下の3つです。
- 「苦手サイクル」から「得意サイクル」へ!
- 「ストーリー化」して覚えよう!
- 「インプット」から「アウトプット」で自分のものにしよう!
この3つのやり方で、歴史は得意になれます。
「歴史は苦手だ!」とあきらめずに是非試してみてください。
それでは、この3つの方法を詳しく説明していきます。
点数を取って「苦手サイクル」から「得意サイクル」へ!
そもそもわからないから面白くないし、面白くなければやる気になれません。
当然やらなければ点数はとれず、苦手意識が高まります。そしてますますわからなくなります。
逆に、わかれば面白いし、面白ければやる。やれば点数がとれ、得意になっていきます。
この2パターンを図式化します。
①「わからない→おもしろくない→やらない→点数がとれない→苦手」が苦手サイクル
②「わかる→おもしろい→やる→点数がとれる→得意」が得意サイクル
この①苦手サイクルを②得意サイクルに変えられればいいんです。
例えば「わからない」を「わかる」に、または「おもしろくない」を「おもしろい」にできれば、自然と①のサイクルが②のサイクルに変わるんです。
でも、どうやったら「わかる」や「おもしろい」にできるの?
実は、一番変えやすいのは「点数がとれない」を「点数がとれる」にすることなんです。
そのためには、狭い範囲(教科書なら1~2ページ)の内容を覚え、5問~10問程度の問題を解いてみます。
狭い範囲で少ない問題なら、正解できるはずです。
この成功体験を繰り返し、積み重ねていくことで「点数がとれない」が「点数がとれる」に変わっていきます。
一回にたくさんやる苦痛に感じるし、正解数も減少するので、狭い範囲で少ない問題を解くことがポイントです。
そしてやりやすい勉強としておすすめな勉強が一問一答です。
例えばさっきの文章を例にしてみます。
聖徳太子は593年に推古天皇の摂政となり、603年に冠位十二階の制度を始めて能力に応じて役人を登用した。また、604年には十七条の憲法を制定し役人の心得を示した。607年には法隆寺(現存する世界最古の木造建築)を建立し、小野妹子らを遣隋使として隋に派遣した。
まずは、この文章の内容を頭に入れましょう。
そして下の5問を解いてみましょう。
- 593年に推古天皇の摂政になった人物の名前は?
- 問1の人物が603年に定めた、能力に応じて役人を登用する制度は?
- 問1の人物が604年に制定した、役人の心得を示したものを何という?
- 現存する世界最古の木造建築として世界文化遺産に登録されている、問1の人物が現在の奈良県に建立した寺院の名前は?
- 問1の人物が小野妹子らを現在の中国に派遣した使節の名前は?
どうですか、答えられましたか?
下の<解答>バーをクリックすると解答が見られます。
- 聖徳太子
- 冠位十二階の制度
- 十七条の憲法
- 法隆寺
- 遣隋使
この程度の内容なら、そんなに時間をかけずに内容を覚えられると思います。そして5問とも正解できると思います。
あとは、教科書1~2ページ程度まで広げて(自分のペースに合わせて)いきましょう。
そしてある程度進んだら、忘れる前にちょっと振り返り、数ページ分の問題を解いてみましょう。
こうして、正解してくる(わかるようになる)とおもしろくなります。おもしろくなってくれば得意サイクルに変わってきている証拠です!
歴史を「ストーリ化」して覚えよう!
みなさんは桃太郎のお話を覚えていますか?
こんな感じです。
むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日のこと、おじいさんは山にしば刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。
おばあさんが洗濯をしていると、川上の方から桃が「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れてきました。
~ 中略 ~
そして大きくなった桃太郎は、おばあさんから作ってもらったきびだんごを持って鬼退治に向かいました。
~ 中略 ~
最終的に、桃太郎は、犬、猿、雉と力を合わせて鬼を退治しました。
という内容のお話です。
ほとんどの人が覚えていて、人に話せる昔ばなしだと思います。
なぜ、多くの人がこの物語を話せるのかというと、登場人物(動物)や物(桃やきびだんご)などを覚えて
それらを関連付けていき、ストーリー化することで頭に映像化されて覚えているからです。
何が言いたいのかというと、歴史はまさに「ストーリー」です。
人物名や出来事などを関連付けて、映像化&ストーリー化することで、はっきりと頭に焼き付いていくんです。
例えばさっきの文章を例にしてみます。
聖徳太子は593年に推古天皇の摂政となり、603年に冠位十二階の制度を始めて能力に応じて役人を登用した。また、604年には十七条の憲法を制定し役人の心得を示した。607年には法隆寺(現存する世界最古の木造建築)を建立し、小野妹子らを遣隋使として隋に派遣した。
この文章を単に読むだけでなく、聖徳太子や法隆寺、遣隋使などを「映像化」し、「ストーリー化」して覚えていくんです。
頭の中での映像化が難しかったら、マンガやイラスト風に描いてみると良いぞい。
ぼくは歴史マンガを読むことにするブー!!
単純に人物や出来事、語句や年号だけを覚えるよりも、「映像化」「ストーリー化」して頭に入れることで絶対に記憶の効率がアップできるはずです。
「インプット」から「アウトプット」で自分のものにしよう!
勉強する上で大事なのが、インプットとアウトプットです。
インプット=内部に取り込むこと、つまり「入力」
アウトプット=内部から外に出すこと、つまり「出力」
これを勉強で言うなら
インプット=「授業を聞く」「教科書を読む」「語句や公式を覚える」ということです。
アウトプット=「ノートにまとめる」「問題を作成する」「人に伝える」ということです。
ここで注目するのは「アウトプット」の特に「人に伝える」ということです。
幼いときの面白い出来事などは、人にしゃべることで一生忘れない出来事となります。
勉強における暗記も同じです。覚えたことを人に伝えると、忘れずに残っていきます。
例えばさっきの文章を例にしてみます。
聖徳太子は593年に推古天皇の摂政となり、603年に冠位十二階の制度を始めて能力に応じて役人を登用した。また、604年には十七条の憲法を制定し役人の心得を示した。607年には法隆寺(現存する世界最古の木造建築)を建立し、小野妹子らを遣隋使として隋に派遣した。
この文章の内容を人に教えてあげるんです。
または、先ほどの一問一答形式で良いので問題を出してあげるんです。
それがアウトプットです。
ようし!フクロウ博士に問題を出してやるブー!!
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インプットからのアウトプットによって記憶が定着し、理解度も増していきます。
さらにインプットとアウトプットの理想的な比率は3:7と言われています。
つまり、インプットの2倍ほどのアウトプットが理想ということです。
インプット+アウトプット×2⇒「自分のもの」として定着できるんです。
まとめ
歴史の勉強が得意になる3つの方法を紹介しました。
下に簡単にまとめます。
「苦手サイクル」から「得意サイクル」へ!
- 狭い範囲を頭に入れ、少ない問題を解く。
- 一問一答を活用する。
「ストーリー化」して覚えよう!
- 人物や出来事を関連付けてストーリー化する。
- 漫画やイラストで映像化する。
「インプット」から「アウトプット」で自分のものにしよう!
- 覚えた内容を人に教える(問題を出す)。
- インプット:アウトプット=3:7
誰でも、嫌なことや難しいことを単純に機械的に覚えていくのは嫌なものですし、時間もかかるし、すぐ忘れます。
ここで紹介した3つの方法は誰にでもできる簡単な方法です。
最小限の努力で最大限の効果が出せるように、効率よく勉強していきましょう。
何だか僕にもできそうな気がしてきたぞー!次のテストが楽しみになってきたブー🐽
ブタオくんもやる気が出てきたうようじゃの~。ただし、最初にも言ったが、魔法ではないからの。努力することは忘れんようにな!ちなみに下の記事では一問一答を特集しておるぞい。
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